【お悩み】飲み物で歯が溶ける!?

今年の夏は、かなり暑かったですね!
冷たい飲み物やスポーツドリンクを沢山飲んだのではないでしょうか。
私は炭酸飲料が大好きなのですが、飲み物によって酸性度phが違うのをご存知ですか?
今回は、歯と酸の関係について調べてみました。

【コーラで歯が溶ける!?】
子供の頃、親に「コーラ飲みすぎると骨が溶けるよ」と脅されたことがあります!!
実は、コーラの酸性度はかなり高くph2.2です!
歯のエナメル質がph5.5から溶け始めると言われているので、そう思われていたのかもしれません。
もちろん、日本コカ・コーラ株式会社のQ&Aにも載っていますが、「飲み物ですので、人間の骨に直接触れたり歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。」と書いてありますのでご安心を。(^^)

【ジュースを飲んではいけないの?】
コーラだけではなく、酢やオレンジジュース、スポーツドリンクもph3~4と酸性度高めです。
だからと言って、清涼飲料や柑橘系の果汁などを飲んでもすぐ歯が溶けたりすることはありません。
時間が経つと唾液によって酸が中和されるのです。
しかし!!!
1.ダラダラと飲み、口の中に残っている時間が長い。
2.何回も回数多く飲んで、唾液によって中和される時間がない。
3.寝る前など、唾液の分泌が少なくなる前に飲む。
など、口の中が酸にさらされる回数が多く時間が長いほど歯は溶けやすくなります。

食べ物や飲み物などの酸で歯が溶けることを酸蝕歯と言います。
酸蝕歯になると、エナメル質が溶けエナメル質下の象牙質が出て歯がもろくなり知覚過敏になったりします。
酸蝕歯にならないよう、酸性度の強い飲料を飲む時は回数やタイミングなどに気をつけましょう。

【歯が溶けないためには?】
予防法としては
1.ジュースなどを飲んだら、水でうがいをする。
2.寝る前に酸の強い物を飲まない。
3.フッ素入り歯磨き粉で歯の質を強化する。
フッ素は、歯の石灰化を促進してくれて歯の質を強くしてくれます。
磨いた後はフッ素の浸透を高めるために1時間程、飲食は控えましょう。

【まとめ】
私の好きな無糖の炭酸もph4.6でした…^^;
砂糖が入ってないからと油断出来ませんね。

水分の補給は大切ですが、清涼飲料水は酸性度だけではなく糖度も高い物が多いです。
虫歯予防のためにも、やはり最後はしっかりハミガキしましょう!

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